2012年5月3日木曜日

|成果&報告:成果報告|龍谷大学大学院 理工学研究科 物質化学専攻


 

講義概要

RUBeC演習?は、テクニカルライティングII、英語プレゼンテーション特論III、そしてプロジェクト企画特論IIを組み合わせたモジュール科目になっており、合わせて4単位になる。テクニカルライティングIIでは、瀬田学舎の特別研究(授業分)の一部として実施されるテクニカルライティングIで作製した研究報告書を基に、学術誌のLetter、NoteやReportへ投稿できる内容までに仕上げるための指導を行う。英語プレゼンテーション特論IIIでは、テクニカルライティングIIでまとめる内容を国際会議で発表できるようにパワーポイント等のプレゼンテーション用資料の作製を指導する。以上の2科目において、語学に関する部分は、RUBeCで本学が開講しているBIEプログラムを実施しているネイティブのスタッフが担当する。また、専門に関する部� ��については、本専攻の教員(3名)が、現地に赴き指導を行う。プロジェクト企画特論IIは、RUBeCの立地条件を活かし、シリコンバレーを中心とするベイエリアの企業を訪問し、企業でのプロジェクトの企画、運営方法について、具体的な開発実績を例にしたケーススタディーを学習する。また、シリコンバレー特有の経営者と従業員の考え方や職場環境等についても学習する。

到達目標

学術誌のLetter、NoteやReportへ投稿する論文の体裁を整えることができる。また、国際会議のポスターセッションでの発表を可能にする程度の語学力やプレゼンテーション技術を身につける。さらに、企業におけるプロジェクト企画の一般的な手法を理解し、国内企業とシリコンバレーの企業のプロジェクト企画のあり方について、相互に対比させながら、各人の意見を述べることができるようにする。

講義方法

夏季休暇中の集中講義で実施される。教員の引率のもと渡米し、本学北米拠点RUBeCで受講する。テクニカルライティングIIと英語プレゼンテーション特論IIIは、BIEプログラムを実施しているネイティブのスタッフが語学に関する部分を分担し、物質化学専攻の教員3名が、現地で専門的な部分を分担して指導を行う。プロジェクト企画特論IIでは、物質化学専攻の教員3名の引率のもと、企業を訪問する。訪問先企業での説明には通訳をつける。

実施内容

2008年度 受講生 24名

スケジュール

6月26日

第1回受講生オリエンテーション

8月 1日

第2回受講生オリエンテーション

8月17日(日)

関西空港に集合の後、空路サンフランシスコへ

サンフランシスコ国際空港からバスでRUBeCへ移動

英語プレースメントテスト実施

ホームステイファミリーと対面の後、各自ホームステイ先に移動


"女の子は賢い少年よりも"

8月18日(月)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

授業開始

放課後、カリフォルニア大学バークレー校キャンパスツアー

8月19日(火)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月20日(水)

プロジェクト企画特論II 実施

Solar City社、カリフォルニア州庁舎サンフランシスコ支局 訪問

8月21日(木)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月22日(金)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月23日(土)

8月24日(日)

休日

8月25日(月)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月26日(火)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月27日(水)

プロジェクト企画特論II 実施

Green citizen社、サンフランシスコ市環境局 訪問

8月28日(木)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月29日(金)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

プレゼンテーション発表会開催

修了書授与式

8月30日(土)

休日

8月31日(日)

サンフランシスコ国際空港集合の後、帰国(9月1日)

2009年度 受講生19名

スケジュール

8月 1日

受講生オリエンテーション

英語プレースメントテスト実施

8月15日(土)

関西空港に集合の後、空路サンフランシスコへ

サンフランシスコ国際空港からバスでRUBeCへ移動


"国家法" "小児肥満"

ホームステイファミリーと対面の後、各自ホームステイ先に移動

8月16日(日)

RUBeCにてテクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III の受講前オリエンテーション実施

8月17日(月)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

授業開始

放課後、カリフォルニア大学バークレー校キャンパスツアー

8月18日(火)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月19日(水)

プロジェクト企画特論II 実施

サンフランシスコ市消防局、Clean Technology 社 訪問

8月20日(木)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月21日(金)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III 

8月22日(土)

8月23日(日)

休日

8月24日(月)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月25日(火)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月26日(水)

プロジェクト企画特論II 実施

社、カリフォルニア州庁舎サンフランシスコ支局 訪問

8月27日(木)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

8月28日(金)

テクニカルライティングII・英語プレゼンテーション特論III

プレゼンテーション発表会開催

8月29日(土)

休日

8月30日(日)

サンフランシスコ国際空港集合の後、帰国(8月31日)

実施内容の詳細

<オリエンテーション>

下記の内容について実施担当教員が受講生に説明を行った。


ジャーナリズムの奨学金とは何か

(1)RUBeC演習のプロジェクト企画特論IIでの訪問企業の紹介とそこでの質問事項の調査について
(2)RUBeC演習のクラス編成試験、テクイカルライティングとプレゼンテーションについて
(3)RUBeC演習のスケジュール
(4)ホームステイとそこでの英語研修について
(5)航空チケット、海外旅行保険の手渡し
(6)渡航中の注意事項について

<ホームステイ>

受講生は全員ベイエリア周辺の一般家庭でホームステイを行い、バス、電車でRUBeCに通学した。休日はホームステイファミリーと余暇を過ごすなどして、生きた英語にふれる機会を持った。

<テクニカルライティングII>

 カリフォルニア大学バークレー校で技術系文章の作成を指導しているネイティブの講師を招聘し、技術系の英文作成方法について講義・演習を行った。講義は全て英語で行い、技術系文章の構成や英語表現等について指導を行った。毎時間宿題を課し、放課後の自習時間も確保しながら、英語のスキルアップを図った。最後には、英語による研究論文を作成した。

<英語プレゼンテーション特論III>

 カリフォルニア大学バークレー校でもプレゼンテーションの方法を指導しているネイティブの講師を招聘し、演習を行った。講義は全て英語で行い、発音、イントネーションから、効果的なスライドの作成方法、発表時の立ち振る舞いにいたるまでついて指導を行った。最後には、受講生全員が、英語での研究発表(7〜10分程度)を実施し、英語による質疑応答も行った。

<プロジェクト企画特論II>

海外企業での仕事の内容やプロジェクトの進め方を学ぶ「プロジェクト企画特論II」のため、サンフランシスコ周辺の企業や公的機関を訪問し、講義や実際の仕事の現場を見ることを通じて理解を深めた。

Solar City社(2008年度訪問)

家庭向け太陽光発電システムの販売・設置を行っているSolar City社では、詳細な業務内容とともにカリフォルニア州での電力料金の仕組みや環境ビジネスの進め方について説明を受けた。

カリフォルニア州公益事業局(2008,2009年度訪問)

太陽光発電や風力発電など再生可能なエネルギーの割合を増やすためにカリフォルニア州政府がどのような政策を行っているか、また、その現状について学んだ。

Green citizen社(2008年度訪問)


パソコンや家電製品などのリサイクルを行っているgreen citizen社では製品の回収・リサイクルだけでなく、一般向けのセミナーを開催することで、市民の環境に対する意識を高める活動も行っていることについて説明を受けた。

サンフランシスコ市環境局(2008年度訪問)

環境保護・省エネに対する市の政策について説明を受けた。また、それらのプロジェクトをどのように市民に周知し、理解を得ながら実行しているのかについて学んだ。

RED&WHITE FLEET社(2008,2009年度訪問)

サンフランシスコ湾で観光船を運航しているRED&WHITE FLEET社から、新しい船舶用エンジンの導入などのエネルギー消費量削減に向けての取り組みについて説明を受けた。

Clean Technology 社(2009年度訪問)

環境汚染やエネルギー消費量の削減についての最新の技術について説明を受け、これらをどのように他の企業に伝え、支援しながら社会に広げてゆくのかについて学んだ。

サンフランシスコ市消防局(2009年度訪問)

市内にある多くの消防局でエネルギーの削減、ゴミや廃棄物のリサイクルについての取り組みと、それらをどのように署員に伝え、実行するのかについて説明を受けた。

Teridian Semiconductor社(2009年度訪問)

家庭や企業での電力消費量や燃料消費量を管理できるシステムの開発を行っているTeridian Semiconductor社を訪問した。とくに、電力消費量のデータをリアルタイムで監視し、省エネに役立てられるスマートメーター用のチップの開発と普及について詳しく説明を受けた。



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