ユースケース図(Use Case Diagram) - UML入門
ユースケース図とは、ユーザ(外部システムも含む)の要求に対するシステムの振る舞いを表現する図です。ユースケース図はシステムの要件定義についての俯瞰的情報を提供します。したがってユースケース図を描くことは、同時に要件定義の分析の機会になります。
記述例
例えば、次のような仕様の「受験管理システム」があるとします。
【要件定義】
ユーザ(受験者)は「受験申し込み」、「受験料振込み」、「テストを受ける」という処理を行っています。
良い写真を撮るためにどのように
このとき、ユースケース図では次のように表現できます。
ユーザ(受験者)が何を行うのかを書き出すことによって、より具体的な要件定義の視覚的な理解深まると同時に、不足している要件や修正するべき要件を洗い出す事が出来ます。
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構成要素
ユースケース図は次の要素で構成されます。
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各要素の記述例
サブジェクト
下図は、上記サンプルの一連の動作を受験というサブジェクトにまとめたものです。
どのようにソシオグラムを作成する
パッケージ
下図は、受験(サブジェクト)をパッケージとして表したものです。
汎化
下図は、「プログラムを書く」というユースケースは、「Javaのコードを書く」というユースケースと「Cのコードを書く」というユースケースをより抽象化したユースケースであることを示しています。
包括
下図は、「手紙を送る」というユースケースは、「切手を貼る」というユースケースを含んでいることを示しています。
SS番号は何を表すのですか?
拡張
下図は、「自由研究」というユースケースの「調査する」の時点で、「インターネットを使う」というユースケースを追加していることを示しています。
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