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2011-04-30 21:22
おすすめの文献管理ソフト Mendeley 心理学者向けTIPSあり その5
長らく書き続けてきたMendeleyの使い方もこれが最後になりそうです。
最終回はiPhoneとiPadのと連携についてです。
MendeleyからはMendeley LiteというiPhone/iPadアプリが提供されています。
Mendeley - Reference Manager (Lite) - Mendeley
iPhone版
iPad版 (クリックでオリジナルを表示)
両アプリとも,Mendeley liteでPDFの閲覧が可能です。
アノテーション(メモやアンダーラインの追加)はできません。
基本的な使い方はMendeley desktopと同様ですが,タグによる分類ができません。
タグを利用したい場合はサファリでMendeley webにアクセスしましょう。
また,アプリでデーターベースと同期した際に
PDFファイルをダウンロードするかをオプションで設定できますが,「しない」にしておくことをオススメします。
容量節約と起動時の動作遅延を防ぐためです。
PDFの閲覧は,Dropbox内にPDFファイルを保存してるという前提でですが,
GoodreaderからDropboxを開いて閲覧する方が利便性は高いでしょう。
Mendeley liteはデーターベース閲覧用と割り切ったほうが使いやすいと思います。
また,Mendeley liteからOpen inで違うアプリからPDFを開くこともできます。
Dropbox - Dropbox
GoodReader for iPhone - Good.iWare Ltd.
GoodReader for iPad - Good.iWare Ltd.
また,iPadを利用されている場合はiAnnotateというPDF閲覧アプリを強く推します。
PDFを閲覧しながらPDFにメモやアンダーラインを追加できるアプリです。
メモは手書きでも,タイピングでも可能です。手書きの場合はメモを加えたい場所を拡大してから,大きめに書くと縮小時に綺麗に見えます。
↓のような感じになります。(クリックでオリジナルを表示)
iAnnotateではアプリ内からDropboxのファイルをダウンロードできます。
また,メモを加えたPDFは,〜で開くからDropboxアプリを開くことで,
Dropbox内にメモがついたPDFを上書き保存することができます。
メモがついたPDFはAdobe readerで閲覧できますし,
Winであれば,PDF X-change Viewerで編集も可能です。
iAnnotate PDF - 注釈 - Aji, LLC
iPad2も発売されたことですし,
ぜひMendeleyをパソコンだけでなくiOS端末で使ってみてください。
その4は→
その3は→
その2は→
その1は→
2011-04-02 19:00
おすすめの文献管理ソフト Mendeley 心理学者向けTIPSあり その4
その4です。このエントリではSNS機能について説明したいと思います。
正直、大した内容ではないです。
なぜなら、僕自身がほとんど活用できていないからです…。
Mendeleyに登録すると、プロフィールやCVの入力が促されます。
これは、MendeleyにSNS機能があるからなんですね。
画面の上に緑のパーセント表示があり、名前や業績を入れていくと100%になります。
すいません、個人情報が多いので黒塗りばかりになってしまいました…。
黒塗りでわかりませんが、画面のように実名と所属、CVを記入しておきますと世界中の研究者と交流ができる(可能性がある)のです。
また、個人情報の各セクションごとに、公開範囲は指定できます。
右上のMy account→Privacy settingから、
Everyone、My contacts、Only meの3つの範囲で変更可能です。
上のキャプチャ画面の右下にContactsというものがありますが、
これはFacebookでいうフレンド、mixiでいうマイミクになります。
どのようにするための文で使用されてい
Mendeleyの保存スペースは個人用コレクションに500MB、共有用コレクションに500MBありますが、Contactsに登録されている人と共有できるのです。
例えば、共同研究をしているメンバー間で、プロジェクトに必要な共有用コレクションを作り、各自で追加していくことで自動的に共有することができます。
現在の保存容量はMy accountのAccount detailで確認することができます。
個人情報の変更や誰々をContactsに追加したかなどは、Dashboardという掲示板に記載されていきます。Facebookのウォールと同じですね。
他にちょっと面白いなと思われる機能としては、Papersというタブを選ぶと
各分野ごとにどのような論文が多く読まれているか(ライブラリに登録されているか)なんてなこともわかります。
ちなみに現時点の1位は、JPSP掲載のmoderator-variableとmediator-variableの違いについての社会心理学の論文です。
Twitterもそうですが、こういうウェブ系のツールは社会心理学の方が多く利用していることを表しているのかもしれませんね。
ちなみに、日本人の登録者を検索してみたところ、80名弱でした。
「Psychology AND japan」で検索しているので、
プロフィール未公開の人を含めるともっと多いと思います。
段々と増えていくのでしょうね。
今回はこんなところで。
次回はiPhoneとiPadにおけるMendeleyについて書きたいと思います。
その3は→
その2は→
その1は→
APAマニュアルの最新版の邦訳が3月に発売されています。
2011-03-09 16:14
おすすめの文献管理ソフト Mendeley 心理学者向けTIPSあり その3
少し間が空いてしまいましたが,Mendeleyの使い方その3です。
これまでの運用方法で文献管理についてはほぼ説明させていただきました。
今回は,論文中に文献を引用し,文献リストを作成する方法を説明します。
・文中にMendeleyの文献情報から著者名(Cesi & Williams, 2011という形式)を引用
・上記の文中に引用した文献の文献リストを自動で作成
この2つをMendeleyで行うことができます。
なお,以下はすべてWord(またはOpen office)を用いた論文執筆と文献引用方法の解説になります。
僕はWordユーザーのため,LaTexとの連携については説明することができません。ごめんなさい。
MendeleyはBibTexにエクスポートできるので,それを元に連携は可能なようです。
まず,WordにMendeleyのアドインをインストールする必要があります。
Mendeley起動後,Tools→Install MS word Pluginを選択し,アドインをインストールしてください。
インストールしたら,Wordを起動してください。
そうすると,アドインというセクションが表示され,その中にInsert Citationなどのメニューが見えると思います。
それでは,実際に文中に著者名を引用してみましょう。
手順としては,
1.挿入したい箇所にカーソルを持って行きます
2.アドインからInsert Citationを選択します
3.そうすると,検索ボックスがでてくるのでa,bどちらかの方法で引用したい文献を選びます
3 a. 検索ボックスに引用したい文献の著者名やタイトルをいれて検索し,該当文献を選択します
3 b.「Go to Mendeley」をボタンを選ぶとMendeleyに移るので,該当文献を選択し,「Send citation to MS word」というボタンをクリックします
4.そうすると,文中に(Ceci & Williams, 2011)という形で引用されます!
(5).「○○はXXである(A & B, 199X)」という文章ではなく,「A & B(199X)によれば,○○はXXであり〜」 という感じで,括弧がいらない場合はA & B(199X)という形に自分で編集できます。
編集後に,Keep to citation editというメッセージボックスがでてきますが,Keepを選んでください。この編集はMendeleyに保存されている文献情報は変更しないので大丈夫です。後の文献リスト作成も可能です。
日本語でも同様に引用することができます。
日本語の場合は文献情報で著者名を「名字, 名前」としておいてください。
MendeleyのDatailsでは名前の漢字一文字目をイニシャルみたいに表示するので変なのですが・・・我慢してください。
時の鉄の時代が始まった
これを嫌って,以前はLast nameの部分だけに「山田太郎」と入れていたんですが,そうすると第二著者以降が引用されませんでした。
続いて,引用文献リストの作成方法です。
1.アドインのInsert Bibliographyの隣にあるボックスから引用形式を選択します
2.心理学なので,American Psychological Association(APAスタイル)を選びます。
日心の引用形式とは違うので注意してください。引用形式はMendeleyから提供されているもののみで,自分で作成はできません。ちょっと直せばよいので実用範囲内だと思います。
3.引用文献リストを作成したい場所にカーソルを動かします。
4.「Insert Bibliography」をクリックします。引用文献リストが完成しました!
(5).APAスタイルのままなので,日心などの日本語論文の引用形式に合わせたい場合は編集する必要があります。
しかし,繰り返しになりますが,現状では引用文献リストの編集はできません(!)。
なので,Wordで引用文献リストをコピーし,テキストとして貼り付けてから,編集を行ってください。
テキストとして貼り付けた文献リストをAPAスタイルを日心の投稿規定に沿った引用形式にするには,以下の3点を直してください
1.雑誌名を斜体
2.号数を太字にし,巻数があれば消す
3.doiやretrieved fromなどの情報を消す
4.全角2文字分のぶら下がりインデント
先ほどキャプチャした画面の下のものが修正後のものです。
なお,日心の引用形式では日本語文献と英語文献では形式が違うので日本語文献の場合は以下です。
1.タイトル後のコンマを消す
2.号数を太字
3.巻数があれば消す
4.doiやRetrieved以下を消す
今回は以上です。参考になれば幸いです。
これまで説明したところで,文献管理と論文執筆が繋がりましたのでMendeleyのメイン機能の説明は終わりました。
次回はSNS機能やiPhoneアプリについて触れたいと思います。
その2は→
その1は→
2011-02-28 18:42
おすすめの文献管理ソフト Mendeley 心理学者向けTIPSあり その2
おすすめの文献管理ソフト Mendeley 心理学者向けTIPSあり その1の続きです。
前回は思った以上に長くなってしまいましたが,続いてその2と題してPDFが提供されていない場合の文献情報入力について説明させていただきます。
PDFが提供されてない場合の文献情報と言っても,データベースから情報取得する場合と雑誌そのものから情報取得する場合とがあります。
先に簡単な方からご紹介。
1.雑誌から情報を取得する場合
面倒なのですが手入力になります。もしくはデータベースで該当論文を検索し,2の方法を利用することも可能です。
手入力の場合はFile→Add entry manuallyを選択し,それぞれ,雑誌媒体を元に入力していってください。
ちなみに雑誌をスキャンした場合なども手入力になります。スキャンしたPDFに書誌情報はありませんので。。。
スキャンしたPDFをドラッグ&ドロップして,タイトルだけ正式なものを入力後,検索をかけるという方法でもいけるかもしれません。
2.データベースから情報を取得する場合
まず,お使いのブラウザにMendeleyのWeb importerをインストールしてください。
インストールの方法は,Mendeleyを起動後,Tools→Install web importerをクリックするとMenedeleyのHP(こちら)にジャンプします。
そのHP上でIMPORT TO MENDELEYのボタンをブックマークバーにドラッグまたは右クリックからリンクをブックマークに追加してください。ブックマークレットになります。
chormeをお使いの場合には拡張機能としてMendeleyのインポートボタンが提供されているので,こちらをオススメします。
Firefoxのアドインは見当たりませんでした。他のIEなどについては調べていません,すいません。
それでは,インポートをしてみましょう。
前回も例に用いたPANASのCesi & Williams (2010)という論文でやってみたいと思います。
データベースの書誌情報のページを開きます。
そして,Web importerをクリック or ブックマークレットを選択してください。
これで別ウィンドウが開き,Mendeleyに文献情報が登録されました!
別途,必要に応じてタグ付けなどを編集する場合は編集後,SAVEを押してください。
誰がリーフエリクソンを作った
MendeleyのWeb importerのページに載っているデータベースは上記のように簡単に書誌情報を登録することができます。
日本語文献データベースであるCiNiiにも対応しています。
せっかくなので,実際に取り込んでみたいと思います。
先日読んで,興味深かった大久保(2009)の文献情報を登録してみます。
大久保街亜. (2009). 日本における統計改革 : 基礎心理学研究を資料として. 基礎心理学研究, 28(1), 88-93. 日本基礎心理学会. Retrieved March 1, 2011, from http://ci.nii.ac.jp/naid/110007482455/.
まず,CiNiiで該当ページを開きます。
そして,Web Importerをクリック。取り込みが成功しました!
登録された情報は以下のようにWeb版のMendeleyの方に登録されます。
デスクトップ版の方で書誌情報を閲覧したい場合はデスクトップ版で同期をしてください。
紙媒体の管理はどうするか?
またPDFが提供されてない場合,入力した文献の紙媒体とデータベース上の書誌情報をどう紐付けるかという問題もあります。
これについては,僕なりの方法ですが,紙媒体はクリアポケットのあるファイルを使い,1ポケットに1論文を入れています。
論文自体にはファイルに入れた順に番号を付与しておき(例えばNo.1),その論文の書誌情報のnotes部分にその番号(No.1)を書いておきます。
そうすると,文献情報のnotes部分を見れば,その論文の紙媒体のIDがわかるので,そのIDが入ってるファイルから該当論文(No.1)を見つけるという感じです。
紙媒体を分野や論文の種別別にファイリングするのではなく,文献情報はすべてMendeleyで管理し,紙媒体は入手順でファイリングするだけなので比較的,楽に管理することができます。
僕自身はPDFで読む派なので,あまり紙媒体のファイリングをすることはありませんが,紙で読む派の方はPDFが提供されている場合についても上記の方法を用いることで,すべての書誌情報について紙媒体と紐付けて管理されると良いかもしれません。
ちなみに,この方法は以前僕が使っていたRef2000という文献情報管理ソフトで推奨されていた方法です。
すいません,まだ書き切れていないので,その3に続きます。
2011-02-26 14:15
ATOK2011は便利。
日本語入力ソフトとしてMicrosoftのIMEがWindowsには標準でついてくるわけですが,使っていて不便を感じることがけっこうあります。
僕が使っているときは変換がおばかなので,単語ごとに区切って変換していました。
ここ数年はATOKを使っているのですが,上記のような問題点はかなり改善できました。
Mendeleyとは違って有料になってしまいますが,それでもお金を出す価値は十分あると僕は思っています。
研究者は書くことのが主な仕事のひとつなので,その仕事ツールである日本語入力ソフトは多少の投資することをおすすめします。
それでは,以下,メリットを箇条書きにしてみます。
・推測変換と学習精度が高いので学術用語も一度,変換すれば変換候補に出てくる
例えば,「前頭前野外側部」を「ぜんとうぜんやがいそくぶ」一度打って,適宜,修正しながら変換します。
そうすると,二回目以降は「ぜんとう」と打つだけで推測変換に「前頭前野外側部」がでてきます。
論文執筆の際には,とても重宝します。
・英単語のスペルチェックや推測変換,学習も可能
英単語のスペルチェック機能も持っています。
例えば,僕が良くスペルミスをするresponsibilityを打ちたい時は,reと打つだけで推測変換候補にでてきます。
また,学習も可能なので,例えばdorsolateral prefrontal cortex(前頭前野外側部)も一度,入力したことがあれば,dorと打てば推測変換候補にでてきます。
よって,英語を打つ時には非常に重宝します。
スペルミスがないというのと,複雑な学術英語も学習可能だというのはとても優秀です。
Wordにもスペルチェック機能がありますが,推測変換などはありません。
また,ATOKには通常版とプレミアム版が存在しており,プレミアム版だとジーニアス和英・英和や大辞林などの電子辞典が付属しています。
そして,変換候補の意味を参照することができます!
なので,responsibilityの後にどの前置詞がくるのかなどの英語辞書が必要なことも,ATOK単体で済ますことができます。
ちなみにプレミアムでなくても,responsibilityと打つと,その後に推測変換に使いそうな前置詞がでてきますので,ある程度の参考にはなりそうです。
ただし,この英語の変換でのメリットを享受するためには,日本語入力ONの状態で半角英語を入力する必要があります。
つまり,英語を打つときに確定文字で入力されるのではなく,日本語と同じように下線部がでて変換できる状態でなくてはなりません。
ATOKの場合は,Shiftを押しながら,一文字をタイプすると自動で英語入力モードになります。例えば,Shift+Rを打つと,二文字目以降のesponsibilityは自動で半角英語(変換可能)になります。
また,英語論文執筆などで常に英語しか打たないという状況で半角英数に入力を固定したい場合は2つ方法があります。
1つ目はタスクバーに表示されているATOKから入力文字種を半角英数に指定すると常に半角英数に固定されます。
2つ目はATOKのプロパティ→全角半角変換→英字を選択し,学習にチェックがあるのを半角にチェックを変更します。
・特定のRSSフィードから単語を学習
RSSフィードを指定することでそのフィードから単語学習をしてくれます。
ですので,学術的,専門的なフィードを登録しておくことでそれらの用語が変換候補にでてきます。
ATOKメニューから辞書メンテナンス→文章学習ツール→詳細設定→推測候補定期学習設定からRSSフィードを登録できます。
PubmedやCiNiiのフィードを登録しておくと良いかもしれません。
これらのフィードの登録に関しては以前書いた記事も参考にしてください。
・複数PC間で環境を同期できる
ATOK Syncというサービスを使うと,複数コンピュータ間で設定を同期できます。
研究室のパソコンで学習した単語を自宅のパソコンでも変換候補にできるということです。
残念ながら,ATOK2011利用から12ヶ月無料になっているため,13ヶ月以降は月額料金がかかります。
ちなみにATOKは同時に使用しない限りは1ライセンスで複数コンピュータにインストール可能だそうです。
このように研究者にとっては導入するメリットが色々とあります。
無料だとGoogle日本語も良いのですが,ATOKに軍配があがるかな?と個人的には思います。
ただ,設定のUIがかなりわかりにくいです。RSSフィードの設定などは目玉に挙げている割にはやけに設定での階層が深い場所にあります。
導入された際にはよく設定やヘルプをご覧の上でお使いいただくことを推奨します。
ちなみにIME風の入力方法やIMEの辞書を受け継ぐこともできるので乗り換えのハードルはそんなに高くありません。
アカデミック版や専門分野用の辞書もあります。
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